Portfolio 更新:Geo-Scope


Geo-Scope


こんにちは。
暑いです。
という原稿を用意してたら
確認もろもろにだいぶ時間がかかってもう寒いです。
Portfolio 更新したのでお知らせです。

◎Geo Scope

お台場にある日本科学未来館で今年リニューアルされた、
ジオコスモスという巨大地球儀の展示に関連する「つながりプロジェクト」のひとつ、Geo-Scope(ジオ・スコープ)という展示端末のインターフェイスをデザインしました。

設置系端末のデザインは、独立したばかりの頃に、直島ベネッセ関連でさらっとだけ関わったんですが、そこから数えると5年ぶり位だったので、
(その時の画像を探してみたらもう見つけられなかった)
僕としてはかなり嬉しい感じの依頼でした。

展示の具体的な内容は、

国内外の科学者や研究機関から集めたさまざまな地球観測データへ自由にアクセスできる、インタラクティブボード。大・小サイズのボード計13台が展示フロアに並び、タッチパネルによる簡単な操作で、地球スケールの情報を思いのままに探ることができます。

生物の生態の季節変化、気候変動、地球環境の未来予測などコンテンツは多岐にわたり、観測データは定期的に更新されていきます。ここでは、興味に応じてより深い理解につながる詳細なデータを閲覧したり、データの関連性に気づいたり、来館者それぞれの視点で地球の新たな側面を発見することができるのです。また大型のGeo-Scopeでは、グループでの利用が可能。話し合いながら新しい地球の見方を探ることができます。未来館では、ここが地球の現在を知るためのデータ発信拠点となることを目指しています。


みたいな感じなんですが、
テーブル状のタッチインターフェイス端末を指で操作して、コンテンツを自由に見ていく感じです。
また、「テーマブロック」と呼ばれるオブジェクトを所定位置に置くことで、そのブロックが持つテーマのムービーを表示し、そこから先の、より深い内容への導線にできるようにもなっています。

ソーマは、アートディレクションと主要箇所のデザイン(主に画面内の。筐体は僕じゃないです)という形で、GKテック さんや、Living World の西村さん達で構成されるチームに参加させていただきましたが、
普段作っているものから、ちょっと実世界にデザインの範囲がはみ出すだけで、インターフェイスの設計ってのはこんなに変わるものか…! とか、
なんといっても子供から大人まで、様々な人が触るのを前提とするということや、普段のWebサイト的な文法を適用できない場面も多くあって、色々なことがシビアなんだなーと、改めて感じました。

特に設置端末というのは、本当に一瞬触って分からなければもうお終いという条件があります。
また、パソコンや携帯端末のアプリケーションの様に、わりとすんなり乗っかることのできるひな形的な操作マナーも、あまりありません。
今回は、それに加えて、可能な限り言葉によるナビゲーションをしない、というコンセプトを立てた事もあり、デザイン・設計は色々な試行錯誤の繰り返しでした。
だいぶ勉強になりました。

また今回は、前述の「テーマブロック」オブジェクトをデザインできたのが、かなり楽しかったです。
たったこれだけのものだけなのに、色々制約がでてきたりして、プロダクトはやっぱり奥が深いです。
でも黒いアクリル台座の上に、ピクトグラムの形で白と透明のアクリルを重ねるという自分の考えが綺麗にはまって、なかなかの満足でした。
あと
GKさんのある高田馬場はメシ食うとこが沢山あっていいです。

というわけで、
みなさまもしお台場に来らる機会がありましたら、ぜひ未来館とかにもに寄っていただき、
3Fに上がって奥のでかい地球の方とかまでお進みいただき、
そのへんに転がってるテーブル状のものとかを試しに触ってみていただけると、僕が喜びます。

ていうか、
有機ELでリニューアルした、ジオ・コスモス(でかい地球のこと)がとにかく綺麗なんで、何はなくともそれは見とくといいと思います。

経験積めたし、またこういう設置系やりたいなーと思った次第です。

あと、後日マニュエラの山口さんが Instagram に上げてた写真が感動的だったのでこちらに。
http://instagram.com/p/Gl_vG/

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